ADIDAS ADIZERO PRIME X 高価で超厚底だけど反発力・推進力と衝撃吸収性が高次元で纏められたスーパーシューズでした。【自費購入レビュー・PR】

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結論:買って良かったと心から思うシューズでした。

・高価だけどお値段以上の価値はある!

・衝撃吸収性は異次元の高さ

・反発力と推進力も他のシューズを追随させない高レベル

・初心者でも扱いやすい

・どんな着地でも関係なくスピードを上げられる。

・上級者の練習用シューズとしても対応可能

・唯一の弱点は安定性がやや弱い

本記事では、スペックや実走した感想を深掘りしていきます。

厚さの規定さえなければ、レース用として使いたくなるシューズです。


軽めの力で走ってみて、思わずニヤけてしまうくらい素晴らしいシューズです。

・柔らかめのクッション

・反発力と推進力が異常なほど感じられる

お値段はたしかに高いし、規格外なのでエリートランナーがPRIME Xでレースを走ったら失格となります。

実際にウィーンマラソン2021で優勝したにも関わらず、失格したデララフリサ選手が着用していたシューズがアディゼロ プライムエックスなのです。

考え方を変えるとエリートランナーが誘惑に負けてしまうくらい魅力的なシューズというわけです。

一度履いてみると分かります。

この靴凄すぎる!!

アディオスプロ3を愛用していても、PRIME Xの魔力には負けそうになります。

その位素晴らしいシューズです。

アディダス アディゼロ プライムXのスペック

・定価(税込): ¥36,300

・重量: 251g(27.0cm) 実測239g(25.5cm)

・厚さ: かかと部分49mm、前足部41mm

・ドロップ: 8mm

・ミッドソール: LightStrikePro+EnergyRod+EnergyBlade


・このシューズの適正: オールラウンド 

練習ならレースシミュレーションで使うと良いでしょう。

エリートランナーに関しては、厚さの制限があります。

我々は市民ランナーの場合は、厚底の制限は関係なく市民マラソン大会では失格とはなりません。

私も先日まで間違えた解釈をしていましたが、たしかに一般的なレースで靴底の暑さの検査があった訳でもありませんし、問題はないだろうと思っていました。

こちらの動画の6分あたりでもその点について紹介されております。

エリートランナーの定義としては男性の場合は以下が一例にあるそうです。
・フルマラソン :2時間21分以内
・ハーフマラソン:64分以内

※詳しくは日本陸連のHPにてご確認ください。

ということで、私は決戦用シューズとして今後はPRIME Xを使用していきます。

ADIZERO PRIME Xのサイズ感について

アディダスのランニングシューズは、他社と比較して、やや大きめの作りとなっています。

ナイキでは26cmを履いています。(ヴェイパーフライネクスト、ズームフライ、ペガサスターボ)

ニューバランスでは25.5cmまたは25.0cmを選ぶことが多いです。

ADIZERO ADIOS PRO3では、25.0cmを使っているのですが、プライムエックスでは25.0cmの在庫が無かったので25.5cmを購入しました。


爪先周りがやや大きめなので違和感があります。

ジャストサイズは25.0cmなので、将来的にPrime X2 Strungに買い替えました。

アディゼロ プライム エックスのミッドソールについて

ミッドソールに採用されているLightStrike PROは、他社と比較して硬いです。

例えで分かりやすく言うと、硬式ボールという印象です。

しかし、PrimeXは厚みがあるので、柔らかめの感触です。

まるでトランポリンのように沈んで、爆発的に弾みます!

他社のシューズ(NIKE・NewBalance・PUMA・ASICS)と比較してもずば抜けています。

衝撃吸収性もしっかりあります、地面からのインフォメーションはその厚さゆえにダイレクト感はありません。

ADIZERO Prime Xのアッパーについて


アディオスプロ2に近い感覚です。

3の方がホールド感は高めですが、生地が薄いので通気性は良く軽さを感じます。

着用すると靴下が透けてしまうくらい薄いです。

人によっては甲が当たるような違和感があるかもしれません。

ADIZERO Prime Xの踵のホールド感について

アディダスのシューズは踵のホールド感はそこまで良いとはいえません。

シューレースはややきつめに縛るか、キャタピランのような伸縮性が高い靴ひもを使うことをおススメします。

ここからは実走して感じたことを書きます。

各項目10点満点評価です。

①衝撃吸収性・安定性

9.5点

衝撃吸収性は満点です。

これ以上に衝撃を吸収してくれるシューズを履いたことがありません。

他のアディダスのランニングシューズは硬めの感触なのに対して、プライムエックスだけは柔らかいのです。

硬めの方は安定感が抜群なのですが、柔らかいため安定感に欠けます。

なので、0.5点減点しました。

②反発性・推進力

10点

他社を追随させない爆発的な反発力と推進力があります。

私はフォアフットランナーなのですが、転がるような走り方でもバッチリ進みます。

かといって、踵着地にしても前傾姿勢になりやすいので、自然と重心が前傾となる為推進力を得られます。

ストライドを上げる走りの方がメリットを活かせますが、ピッチを上げてもレスポンスが速いのでどんな走り方でも対応してくれる懐の広さがあります。

超厚底ってここまで凄いのか…と誰でも実感できます。

また、初心者レベルのランナーでもこのシューズを履くとメリットを活かせます。

一般的にレーシングシューズは反発力と推進力に比重を置いています。

なので、衝撃吸収性はスポイルするのですが、Prime Xは衝撃吸収性が高いことと2枚のカーボンプレートの特性が違う事で走力が低いランナーでもそのメリットを活かせることができるのです。

まるでトランポリンのような感覚を得ることができるでしょう。

③耐久性

9.5点

アディダスのシューズは耐久性がとても高いです。

実は2足目なのですが、1足目は150km程度使用しましたが、全く靴底が減りませんでした。

本当に良いシューズです。

④グリップ

10点

ウェット性能も納得のレベルです。

しっかりグリップしてくれるので、雨の日ランにも使えます。

総合点

 39点/40点満点

ほぼ満点のシューズです。

耐久性はアシックスと比べた際にメタスピードスカイ+の耐久性も非常に高いので甲乙つけがたいです。

もう一つの減点は安定性です。

ややグラつく感覚があります。

最新のPrime X2 Strungだと幅が広くなっているのでその欠点も克服しているかと思いますが、初代は少しスリムなので気を付けた方が良いです。

それでも初代アルファフライの方が不安定さを感じました。

ADIDAS ADIZERO Prime Xのまとめ

一言でいうと、初心者でも使える超スーパーシューズです。

衝撃吸収性、反発力と推進力はこれ以上のシューズと出会ったことがありません。

・ピッチでもストライドでも対応できる懐の広さ

・グリップが高い(濡れた路面も良好)

・安定性は低めでグラつくことがある。

・反発力と推進力の高さは最高得点

・高価だけど、レースシミュレーションやペース走等、デイリートレーナーとして使うのも良い

・仕方ない事ですが、レースでは規格外…

失格覚悟でレースに出場するなら是非ともレースで使ってほしいシューズです。

今年は陸連登録していませんので、私はレースでもこのシューズを使うつもりです。

どのランナーレベルでも速く走れるスーパーシューズです。

ストライドを延ばすこともできれば、ピッチを上げても反応します。

ウェット性能が高いので、雨の日でも問題ありません。

現在は廃番で販売しておらず、現行モデルはADIZERO Prime X2 Strungとなります。

安定性が欠点でしたが、その点を克服したシューズになっています。

試着した印象では、Adizero Prime X2 Strungの方がさらに良いです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
レンタルでも構いませんので、提供していただけると嬉しいです。
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